よくある質問

よくある質問
 

Q1. マイクロシス社って、何をしている会社ですか。

A1. マイクロシス社は、カナダトロントにある計測システムメーカーです。地理的にアメリカデトロイトに近いので、自動車に関係する試験及び計測システムを手がけています。この会社の得意な分野は、エアバッグ展開試験における計測及び制御システムです。


Q2. マイクロシス社と代理店のIDTジャパン(株)は、どのような関係にあるのですか。


A2. マイクロシス社が開発するシステムには、高速度カメラが大事な位置を占めます。例えば、エアバッグの展開試験では、エアバッグの展開が高速度で推移するため、高速度カメラが使われます。マイクロシス社は、高速度カメラの操作を始め、高速度カメラで得られた画像と圧力センサーデータを同期させて表示再生するソフトウェアや、解析なども手がけていて、IDTジャパン(株)が扱う高速度カメラを組み込んだシステムを供給しています。そうした意味で、日本では、IDTジャパン(株)の前身である日本コダックが高速度カメラを扱っていた頃より、マイクロシス社と関係があり、現在も日本の代理店として両者は親密な関係にあります。


Q3. SureFire(シュアファイア)とは、どのような装置ですか。


A3. エアバッグ展開試験を統合的に運用する計測制御システムです。
簡単に言えば、WindowsXPベースのコンピュータを使って、画面上の操作ボタン(FIRE)一つで、エアバッグの展開を行い、同時にセンサーデータの集録、高速度カメラの設定から撮影と画像保存、インターロックの管理までを行うシステムです。


Q4. SureFire(シュアファイア)は、どのような構成品でできていますか。


A4. 計測に関する制御装置とソフトウェアで構成されています。操作は、WindowsXPのワークステーションを使い、これにエアバッグ展開用スクイブ電源部、高速度カメラ、圧力センサー、高速度カメラ用照明装置、インターロック部(ドアロック、試験開始警告灯)などを組み込んでいます。エアバッグ展開試験で使うスクイブ電源は、電流制御を0.1A単位で任意に設定でき、電圧制御は12Vもしくは24Vに設定することができます。通電時間と遅延時間も0.1ミリ秒単位で10ミリ秒まで設定できます。デュアルエアバッグ用に、2系統の出力ができる機能も備えています。高速度カメラは、弊社のカメラが使えるようになっているほか、圧力センサーも米国、日本のメーカーのものが使えるようになっています。


Q5. SureFire(シュアファイア)を導入すると、どのような効果がありますか。


A5. 導入効果の一番大きいものは、試験運用が非常に簡単になり、データの管理も楽になります。1日に20回も試験を行う試験では、費用効果は高くなります。ボタン一つで、スクイブ電圧を正確に出力(12V、3A、3ミリ秒などで出力)し、出力した値を計測できます。同時に、圧力センサーと高速度カメラにトリガを出力して、自動的にそれらのデータを保存します。試験作業が、極めて簡単になります。全世界で多くのメーカがこのシステムを導入していますので、得られたデータが共通化できるのも大きな魅力です。


Q6. SureFire(シュアファイア)の取り扱いで、安全上の問題はありますか。


A6. エアバッグ展開試験で一番注意しなければならないのは、エアバッグの暴発です。エアバッグは、3V以上の電源で展開します。エアバッグの展開は、危険が伴うので、不用意に暴発しないように細心の注意を払わなければなりません。エアバッグのインフレータ端子は、そうした暴発を防ぐために、保管時は端子両端がショート状態になっています。SureFire装置においても、そうした配慮がなされ、エアバッグのインフレータ端子をSureFireに結線するときは、SureFireの出力端は常時ショート状態になっています。インフレータにスクイブ電源を送る直前(0.1秒程度前)にショートが解除され、SureFire側からスクイブ電源が供給できるモードとなります。
また、SureFireでは、非常停止ボタンが装備されていて、これがシステムで一番優先順位の高いインターロックになっています。従って、非常停止ボタンが押されている時は、いかなることがあっても、SureFireが起動できないようになっています。


Q7. SureFireがなければ、エアバッグの試験はできないのですか。


A7. エアバッグの試験は、SureFireがなくてもできます。しかし、SureFireを導入すると、従来、計測関連で3名ほどのスタッフを抱えていたのが、一人でできるようになったり、運用上、1日に5回しか試験できなかったことが、20回以上できるようになるという効率化につながります。また、試験データを画像と圧力センサーデータ、試験条件データを一元的に管理できるので、検索が容易にできるようになります。


Q8. PowerPlay(パワープレー)ってどのような解析装置ですか。


A8. SureFireによって得られた、高速度カメラの動画ファイルと、圧力センサーデータを読み出し、同期再生、解析するソフトウェアです。


Q9. PowerPlay(パワープレー)は、どのような環境で動くのですか。


A9. WindowXPの環境で動きます。ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも問題ありません。コンピュータの性能目安は、WindowsXP sp2以上で、CPUはPentium 2MHz以上、512MB DRAM、40GB HDD、1280 x 1024画素フルカラー表示、イーサネット対応、DVD-R程度の性能があれば十分です。要するに2006年以降で販売されている通常のパソコンで十分に動作が可能です。性能の良いパソコンで

は、動画像がスムーズに動くというメリットがあります。


Q10. PowerPlay(パワープレー)は、SureFireからのデータでなければ操作できませんか。


A10. 基本的には、SureFireで得たデータの解析用としてPowerPlayは開発されましたが、AVI動画ファイルを読み込むことができます。圧力センサーデータは、必要に応じてPowerPlayフォーマットに直せば、読み込むことができます。すでにセンサーデータを収録する装置をお持ちのお客様は、変換ソフトを別途作ることによってデータを読み込むことができます。こうしたデータは、PowerPlay上ですべて読み出され(例えば、4回の試験で得られた4つの動画像と4つのセンサーデータを同一画面で表示し)、ボタン操作によって同期再生を行ったり、センサーデータと動画像を合わせ込んだAVI作成ができます。


Q11. CGS(コールドガスシステム)って何ですか。


A11. エアバッグの展開試験を行う際に、エアバッグに本来備わっている実際のインフレータを使わず、圧縮ガスによって、実際のインフレータに似せた展開試験を行う装置です。圧縮ガスには、市販のボンベで供給されるヘリウムガスや窒素ガスを使います。


Q12. CGS(コールドガスシステム)を使うと、どのようなメリットがありますか。


A12. 実際のインフレータの代わりとなるものなので、安価に、しかも安全に運用できることが一番のメリットです。性能上、高圧ガスの吐出特性が安定しているので、何度も同一条件で実験が繰り返し行えます。また、新規のインフレータ開発する場合の模擬試験や、特性よりも厳しい条件にして、エアバッグおよび構成機器の限界試験にも使うことができます。


Q13. CGS(コールドガスシステム)は、どのような構成品でできていますか。


A13. 高圧ガスを高速で吐出するCGS本体と、それを制御する制御盤、CGSにガスを供給する圧縮ガスボンベ、8気圧以上の圧縮空気(コンプレッサー)で構成されます。そのほかに、計測装置として、圧力センサー、高速度カメラ、同照明装置があります。


Q14. CGS(コールドガスシステム)の導入に必要な設備はなんですか。


A14. ボンベで供給される圧縮ヘリウムか、もしくは、圧縮窒素が必要です。圧縮ヘリウムを使うのは、ガスの膨張速度が速いためです。これらの圧縮ガスに加え、コンプレッサーからの8気圧以上の圧縮空気、電源(AC100V、5A程度)、実験室(5mx5mx3mH)、が必要です。それと、供試体(試験用エアバッグ及び付帯品)が必要です。


Q15. CGS(コールドガスシステム)の取り扱いで、安全上の問題はありますか。


A15. 高圧ガスが高速で吐出しますから、この点は十分に注意する必要があります。ガスは、不活性ガスなので毒性はありません。また、吐出される温度は、高温ではなく、時間も短いので、温度に対する危険はありません。


Q16. CGSはエアバッグの応用にしか使えないのですか。


A16. 50リットル程度のガスが1/100秒程度で吐出されますから、こうした特性が必要なデバイスとして使えます。おもしろい応用では、音響効果を担当する会社が、従来の火薬を使うものより安全だというので、CGSを導入しているケースもあります。


Q17. CGSはどのようなお客様が使っていますか。


A17. エアバッグのクッション材(布地)を作っているメーカー、インパネメーカー、エアバッグを格納する樹脂を作っているメーカー、インフレータの開発メーカー、エアバッグモジュールメーカなどが、CGSを使っています。


Q18. CGSはどのくらいの大きさですか。


A18. CGS本体は、おおよそ事務机程度の大きさです。架台には、ロック付きの4つの動輪があり、手で押して移動できるようになっています。この本体に、ガスの配管と制御盤からの電気ケーブル、エアバッグへの配管、圧縮空気の配管がつきます。